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コラム:バスに乗って行ってみよう その3

~都市横浜の現在・過去・未来 横浜市電保存館~ My beautiful picture
写真:横浜市民の足として活躍した横浜市電@桜木町駅前

♪ガダンゴトン、ガタンゴトン、ガタンゴトン、路面電車はいくよ~♪(「路面電車」作詞作曲 K. YOKOYAMA)と横浜の光景を歌い続けてきたベテランバンドCRAZY KEN BANDに謳われた横浜の市電、今から100年以上昔の1904年に開業し、その68年後である1972年に廃止されました。
最初の東京オリンピックのあった1964年に国鉄(現JR東日本)根岸線が磯子まで開業するまで、横浜の中心部である中区には国鉄(現JR東日本)・東急の桜木町駅と京急の日ノ出町駅しかなく、横浜の中心部の往来に多くの人達が市電を利用していました。昭和30年代の横浜中心部を描いたスタジオジブリの映画「コクリコ坂から」では主人公たちが東京の出版社の社長である理事長に会いに行った帰りに市電を利用している印象的なシーンもありました。
歌や映画でも描かれた市電を、市営バス滝頭営業所近くにある市電保存館で見る事が出来ます。そこでは、市電が走っていた時代の「時間」と「空気」を感じられるように7両の市電車両、停留所標識、敷石を当時の姿で保存、再現しています。映画や歌の世界を体験し、もし今の横浜に「新しい時代の市電があったら?」などと思いをはせてみるのはいかがでしょうか?

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写真:リニューアルの目玉歴史展示コーナー

横浜市電保存館は2017年1月にリニューアルされました。その目玉は歴史展示のコーナーです。市電を中心とした横浜の都市交通のあゆみを、都市横浜の成り立ちと重ね合わせながら紹介しています。今から110年以上前の1904年に最初の路線が開業して以降、1923年の関東大震災、1945年5月の横浜大空襲、戦後の米軍による接収と数々の苦難もありながら、横浜の市民を運び続けてきた市電と、江戸時代の吉田新田開発から開港、そしてみなとみらいや港北NT開発などで知られる横浜6大事業等の横浜のまちづくりの歴史を中心に展示されています。また歴史展示コーナーの奥には懐かしの市電から地下鉄まで11種類の映像が楽しめるシアターもあります。

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写真:7両もの古強者の揃う市電車両展示

横浜市電保存館のメイン展示と言えば、かつて横浜市内を縦横無尽に駆け巡っていた市電車両です。その、数実に7両もの大所帯で、当時の座席や板張りの車内のレトロな雰囲気を味わってみるもよし、制帽を被って運転手気分で、記念撮影してもよしです。
また歴史展示コーナーとの間には休憩コーナーが設置されています。市電の車両を眺めながらお弁当を食べるのも乙なものです。

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写真:運転も出来ます。昭和30年代の市電模型コーナー

迫力ある市電車両も良いですが、ミニチュアの模型を自分の手で動かしてみるのも楽しいものです。エントランス近くには昭和30年代の横浜を背景とした市電の模型車両の展示があり、無料で運転できます。
また、市電車両展示の奥には現代の横浜を舞台とした模型車両の展示コーナーがあります。地下鉄、私鉄、JRの車両が迫力満点で走り回るOゲージ車両のコーナーでは運転ショーが行われたり、自分で運転したりして楽しめます。(運転は1回100円)
さらに、模型車両展示の奥の多目的コーナーでは、みなとみらいや新横浜を舞台としたNゲージの展示があり、そちらも自分で運転して楽しめます。(運転は1回100円)
市電車両のレトロな雰囲気を味わった後には模型車両の運転で童心に帰ってみるのはどうでしょうか。

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写真:子供たちにも大人気、多目的コーナーの市電シミュレータ

多目的コーナーでは、前述したNゲージのコーナーに加え、昭和40年代の横浜の街をCGで再現した市電の運転シミュレータもあり、子供たちだけではなく、かつてゲームセンターや家庭用ゲーム機で運転シミュレーションを楽しんだお父さん、お母さんも楽しめます。また昭和50年代に妙蓮寺で手作りのSLから新幹線まで700両もの鉄道模型が公開され、鉄道ファンに大きな人気となった「吉村鉄道模型館」の館主の吉村栄氏(惜しくも昭和57年に逝去された)から寄贈されたOゲージの展示コーナーや、多くの市電ファンの市民から提供された市電今昔写真展など見どころが満載です。

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写真:国内外の路面電車の展示by横浜にLRTを走らせる会

またこれまでに見てきた、常設の展示の他に夏休みと冬休みを中心に特別な展示や定期的に行われる連続講座・キッズイベントなども行われます。写真は2015年の夏休みに行われた横浜にLRTを走らせる会による国内外の路面電車の展示です。この展示では45年前に廃止された昔の市電に対し、LRTと呼ばれる21世紀の路面電車を紹介しています。2016年に新設されたしでんほーるで行われる連続講座では、市電に限らず吉田新田など横浜の歴史や地理・まちづくりなど多彩なラインナップで市民の多彩な知に関するニーズにお応えしています。

●施設案内
横浜市電保存館
入場料:大人(高校生以上):300円 / 3歳から中学生:100円、
優待
濱ともカードまたは敬老乗車証をお持ちの方:200円
ICカードによる市営バスでのご来館又は市営バス1日乗車券ご利用者による来館
(高校生以上):200円 / 3歳から中学生:50円
団体割引(20名様以上):大人(高校生以上):200円 / 3歳から中学生:50円
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日:毎週月曜日、年末年始(12/29~1/3)
※ただし夏休み・冬休み期間は月曜日も開館

●アクセス
市電保存館5
写真:市電保存館に隣接する市営バス滝頭営業所、市電保存館前バス停だけでなく滝頭バス停の利用も便利です

●バス停乗り場案内
下車バス停は市電保存館前あるいは滝頭です。
根岸駅前バス停より(JR根岸駅前)
2番乗り場 市営バス21系統 桜木町駅前行
4番乗り場 市営バス21系統 市電保存館前行
市営バス78系統 磯子駅前行
市営バス133系統 上大岡駅行
市営バス135系統 根岸駅前行
ふれあいバス 市電保存館前行

磯子駅前バス停より(JR磯子駅西口)
2番乗り場 市営バス78系統 根岸駅前行
10番乗り場 市営バス113系統 桜木町駅前行
京急バス110系統 横浜駅東口行
11番乗り場 市営バス9系統 藤棚・滝頭・保土ケ谷駅東口行

保土ヶ谷駅東口バス停より(保土ヶ谷駅東口)
7番乗り場 市営バス9系統 磯子駅前・滝頭・磯子車庫前行

上大岡駅バス停より(上大岡駅)
12番乗り場 市営バス133系統 根岸駅前行

日本大通り駅県庁前バス停より(日本大通り駅)
市営バス21系統 根岸駅前行
市営バス158系統 滝頭行き

吉野町駅前バス停より(地下鉄吉野町駅下車)
市営バス156系統 滝頭行き
市営バス113系統 磯子車庫行き

井土ヶ谷駅前バス停より(京急井土ヶ谷駅下車)
市営バス9系統 磯子駅前・滝頭・磯子車庫前行

弘明寺バス停より(地下鉄弘明寺駅下車)
市営バス9系統 磯子駅前・滝頭・磯子車庫前行

●便利でお得な一日乗車券
市営バスをご利用の方こちらが便利です。また乗車証提示で入場料の割引もあります。
バス一日乗車券バス・地下鉄共通一日乗車券
※京急バスでは利用できませんのでご注意ください。

関連リンク
市電保存館に関するもの
市電保存館

横浜市電保存館がリニューアル 記念展示や連続講座も@ヨコハマ経済新聞

横浜市電保存館2017@ハマちどり写真帖

電車好きな子供とのおでかけにおすすめ!横浜市磯子区の市電保存館【2017年1月リニューアル完了!】@オタク主婦が愛息子しおちゃんこを育てるブログ

横浜・市電保存館に行ったよ(2017年2月)@八草きよぴ(kiyop)非公式モリゾー愛ブログ

横浜市電保存館を観る@あの町この街あるこうよ

【おでかけ】電車好きキッズに!雨でも可!横浜市電保存館に行ってきました@あんふぁんWeb

横浜市電保存館:横浜の成長と発展を支えた路面電車に会える場所@ララララLife goes on

横浜市電保存館連続講座等イベント関連
館長のおはなし@横浜市電保存館

横浜市電保存館-連続講座第7回「市電の想い出~」@八草きよぴ(kiyop)非公式モリゾー愛ブログ

市電保存館で写真展やっています@横浜にLRTを走らせる会

吉村鉄道模型館について
われらはコロンブス-2 吉村模型鉄道館@暮らし ワイドな窓

横浜市電に関連した音楽映画関連
CRAZY KEN BAND OFFICIAL WEB SITE

映画『コクリコ坂から』公式サイト

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